FC2ブログ

WA-61A自作マイク

最近のサウンドサンプルは録音用のマイクを変えています。
そのせいか録れる音も変わっています。よりリアルな方向と思います。

デモ音源の録音にはながらくSONY PCM-D50を使ってきました。
これはこれでHiFiでハイレゾな繊細な音が取れるレコーダーなのですが,ローエンドが薄めの味付けになっています。
そもそもフィールドレコーディングを意識した一発録り用なので失敗しにくいようにローエンドを控えめに設計しているのだと思います。
リアルさあるのですが迫力に欠けたしらけたトーンになってしまう傾向がありました。

そこで今回登場するのが「パナ改」と呼ばれて親しまれているバックエレクトレック型の小型コンデンサマイクです。
型番としてはWM-61A,秋葉原で安価に売られていて人気がありました。
Φ6mmの極小ダイアフラムながら周辺回路を整えてやるとよい特性が得られるようです。
この小型マイクを真鍮パイプに埋め込んでみました。
wm-61A_pencil.jpg


真鍮パイプは適当に加工して黒く塗りました。この写真は塗装前です。
マイクの先端を意識した加工を施してみましたがあまり意味はありません。

増幅回路はオリジナルです。
できるだけワイドレンジにかつ感度よくローノイズに録れるように工夫しています。電源は9V電池です。

本来はスピーカーの特性を測定するために作成したのですが,せっかくですので録音にも使ってみました。

WM-61AはPCM-D50と比較してローミッドがゴリっとして迫力ある音が録れます。

そのかわりタッチノイズに弱く,マイクスタンドからゴソゴソノイズを拾ってしまいますのでマウントクッションに工夫が必要です。
それだけでなくマイクから引き出された配線に触れてもゴソゴソノイズが出ます。

あとは指向性がブロード(広い)ので狙った音以外の余計な音を拾いやすいです。
空気感や広がりが出やすいですが,マルチトラックレコーディングには向かないのかもしれません。

まだ工作途中なのですが可能性を感じますので,もう少しきれいにまとめたら全体像を紹介できると思います。

EVM-12S

EVM-12Sというスピーカーはミドルが強い。
強力なマグネットと軽い振動系が生み出す高能率。大きなボイスコイルによる圧倒的な耐久性,浅めのコーンが生み出す反応の良さがこのスピーカーの特徴です。

EVMシリーズはSR用のスピーカーにも多く用いられています。このことからもわかるように,一般的なギター用スピーカーと比較するとオーディオ的なフラットな特性を持ち,大音量でもリニアに反応する懐の深さもあります。

十分な基礎体力が生み出すタイトなローエンドとローミッドの押し出しはEVMならではと言えるでしょう。

さらにWM-61A自作マイクはローミッドからローエンドまでしっかりとれます。

この二つの組み合わせると今までとは違う世界が見えた・・・とか?


DISTORTION
GAIN TREBLE BASS MIDDLE MASTER



McCarty DISTORTION1

McCarty DISTORTION2

やはりこのみっちり詰まったミドルが特徴的です。
しかしハーモニクスもしっかりとでるし,抜けも悪くないのに耳に痛くないとうバランスが取れているのが不思議なところかと。


ディストーション・チャンネルはザクっとした荒さ,レンジが広くすっきりとした歪が特徴ですが, ブーストチャンネルは柔らかく弾力があり,ややブーミーさを残すワイルドな歪が特徴です。


BOOST
TREBLE BASS MIDDLE GAIN MASTER



McCarty Boost1

McCarty Boost2

もう少しゲインを下げてもよいかもしれません。。


EVM-12Sをポート付きのバスレフ箱に入れているのでオンマイクではf0がへこんでしまい,ローエンドの迫力が出ないのが残念です。
クローズドバックでは逆にローエンドがルーズに膨らんでしまうこともあるので,オンマイクでの録音はオープンバックと相性が良いのかもしれません。マイキングの難しいところです。



改造の季節

ブログをはじめて大分時間が経ちますが更新がまばらになってきました・・・
広告が目障りなので記事をアップしてやります。

なんとなくこの季節は改造意欲が湧くようです。あちこち手直ししてしまいました。

PRS McCartyがレスポールっぽくなること,ブースト・チャンネルがDumbleアンプっぽくなることのふたつを目標に各部分の定数を合わせこみました。 ブースト・チャンネルはゲインアップしつつ,ローを少し抑えて暴れを軽減,ブーミーさを抑えてよりリッチなトーンを目指しました。

そして今まではハイミッドが柔らかく潰れた感触を重視していましたが,原音重視とするためにカットオフを上げ,倍音を強調する設定にしました。 レスポールかストラトかといったギターの違い,もっと厳密には何年代のギターなのかといった違いが出るように再チューンしました。

合わせてディストーション・チャンネルも少し手を入れています。 今までは交換したことのなかった部品も交換して従来よりさらにジューシーでスイートなトーンになるようにしています。

今回の改造でも多くの気づきがありました。例えば今まで愛用していたディップマイカが500pFではなく50pFだったこと・・・
ダンブル・マジックのヒントも得られました。

録音はWM-61Aを使ったペンシルマイクです。PCM-D50はすっきりしていますがローエンドが物足りないんです。 このマイクは中低音のゴリっとしたところが生々しくしっかり録れます。

しかしこのマイクはセッティングがものすごくシビアなんです。指向性もブロードなのでピッキングの生音も拾いやすいです。 ヘッドフォンでモニターしながらマイキング位置を探ってよいポイントにしていますが,なぜか良いポイントが毎回変わるんですよね。

両チャンネル共に少しザラつきを残して抜けをよくしたので,スピーカーやマイキングによってはややきつめの仕上がりになっています。

スピーカーはVintage30です。


まずはBoost・Channelのストラトです。
前回の改造でクリーンのアタックとブーストのサステインを両立できる回路にしました。 そのおかげでローミッドはしっかり潰されて飽和しているのにコード感が残っている。しかもアタックのピッキング・ニュアンスもビシビシ出る。 さらにはチョーキングのサスティーンは気持ちよく伸びていくという難題をクリアしました。

今回の改造ではハイミッドのジャキっとしたところを引っ込めて,もう少し上のキラキラしたところを足したのでよりストラトらしくなっています。


BOOST
TREBLE BASS MIDDLE GAIN MASTER


いつも通り,イントロはギターのボリュームを7まで絞っています。


190217_Strato_Boost_SRV.mp3

BOOST
TREBLE BASS MIDDLE GAIN MASTER


続いてPRS McCartyのゲイン最大です。イメージはレスポール+初期マーシャル何ですが・・・
イントロはギターのボリュームを絞っています。ハムバッカーはブーミーになりやすいのでBASSを2まで絞っています。

マーシャルは回路も部品もころころ変わるし改造されている個体も多いので耳で再現するしかないのですが,今回はいくつかのマーシャルの回路を参考にしています。 ローカット,ハイブーストがポイントです。極端な回路はギターの個性を殺すのでシンプルで効果的な回路としています。ハイブーストのコンデンサ選択もポイントでした。


190217_McCarty_BoostAbb.mp3

BOOST
TREBLE BASS MIDDLE GAIN MASTER


PRS McCartyのゲインを12時まで絞った状態です。
クランチ設定は難しいです。特にコードを濁らせずにクリーンに響かせるのが難しいです。 ダンブル・マジックは各段のゲイン・バランス,ハイカット・ローカットの塩梅が肝です。 軽くならない程度にローエンドを絞り,耳障りにならないようにハイをカットし,歪んでいるけど濁らないというゲイン・バランスを探しています。


190217_McCarty_BoostRb.mp3

BOOST
TREBLE BASS MIDDLE GAIN MASTER


極端なセッティングを試してみました。
ダンブル氏もフェンダー・デラックスのトーンを再現している言っていますが小型アンプをフルアップしたイメージです。 パワーアンプを限界までプッシュしたような,こんな感触をプリアンプで作るのは結構難しいです。 ミドルを上げることでツイードアンプっぽくなります。


190217_McCarty_BoostFull.mp3

続いてPRS McCartyによるディストーション・チャンネルです。


DISTORTION
GAIN TREBLE BASS MIDDLE MASTER


セッティングは前回と同じにしています。
ピックアップはブリッジとネックを途中で切り替えています。
初段をブースト・チャンネルと兼用しているためローエンドとローミッドのゲイン配分が変わっています。 また,部品交換によりピッキングニュアンスがよく出るようにしています。

業界定番のディップマイカを長らく使ってきましたが,もっとクリアでパリッとした感触が欲しいのでスタメン落ちとしました。


McCarty DISTORTION

前回の録音とマイキングが変わっちゃって比較できないのですが・・・ローミッドの音圧がすごいです。
ちょっとハイがきつめですがまたこれをEVMにすると変わると思います。WM-61A+EVMはまだ録音したことが無いので挑戦してみましょう。



フェンダージャパンのストラト登場!

調子にのってサウンドサンプルを追加してみました。
フェンダージャパンのストラト54年モデル「ST54」を初参戦させました。
ピックアップはUSA製とのことですが,54年モデルらしく中抜けした線が細めのトーンです。
セッティングはアメリカンクラシックストラトと同じにしてあります。


Fender Japan ST54: イントロはネック側ハーフトーン,ボリューム8です。

続いておまけのPRS McCartyによるディストーション・チャンネルです。


DISTORTION
GAIN TREBLE BASS MIDDLE MASTER


セッティングはややベースを上げてみました。


McCarty DISTORTION: ピックアップはブリッジとネックを切り替えています。


久しぶりのトーンサンプル


久しぶりの更新は,久しぶりすぎて色々忘れているのですが,記憶をたどると・・・
SRVのようにピッキングニュアンスを生かすために回路を改造しました。 つまり,彼はライブにせよ,レコーディングにせよ複数のアンプを使っていたということです。 ステージではマーシャルとダンブルの組み合わせが好みだったようです。 マーシャルでサステインを得ながら絶対に歪まないダンブル(SSS)でアタックを得るという理屈のようです。
これをひとつのプリアンプで実現するのはとても困難なのですがやってみたところ,うまいバランスが見つかりました。
録音環境も変えています。
今回は自作マイクで録音しています。WM-61Aというマニアには名の知れたマイクを使っています。 「パナ改」と言われる回路が有名ですが,オリジナル回路(2石追加)です。
マイクはスピーカーの特性を測定するために作ったのですが, 癖が少なく,20Hzといった超低音まで録れるのが特徴です。PCM-D50は気に入っているのですが低音が薄いのが欠点です。 今回は低域までリアルに録れていると思いますが,アンプの出音が小さく,ピッキングノイズがかぶってしまっています。
オーディオ・インターフェースも合わせて新調しており,Focusrite 2i2 GEN2を使っています。 性能は良いのですが,低域のロールオフが早いという欠点がありますので,低域をフラットに伸ばす改造をしました。 Focusriteはアンプの特性を測定するために入手したのですが,録音にも使ってみました。 元々性能は良いのですが改造する余地はまだまだありますので今後が楽しみです。
前回と同様にSRV風で。イントロはネック+ミドルのハーフ・トーンでギターのボリュームは5です。
BOOST
TREBLE BASS MIDDLE GAIN MASTER


トーン・コントロールは前回と同じですが・・・台風が来ているとはいえ,夜間なのでボリュームは上げられませんでした。弦の生鳴りがかぶってしまっています。

180930_ST_BST.mp3

どうしてもワウを踏みたくなりました。ワウの回路は単純なのですが,奥が深いのです。 ある抵抗値を変えました。バランスが崩れたのでもう一か所抵抗変えました。 エミファロの出力インピーダンスがQに効くなんてあんまり考えが及ばないのですが,効き目ありです。昨日より元気がいい!気持ちいい!

181002_ST_BST_WAH.mp3


 | ホーム |  次のページ»»